日　時	1984（昭和59）年7月15日　白門グリークラブ第4回演奏会
会　場	東京・吉祥寺　前進座劇場（500席）
写真提供者	小川勝久さん（昭和37年卒・ベース）
編集者から 博物館へ戻る	白門グリークラブはこの3年前の1981年に活動を再開したのですが、なかなか単独の演奏会を開くまでには 　至りませんでした。団員から「やろうよ！」との声が上がり、開催のリーダーとなったのが依田安弘さん（昭和 　37年卒・セカンドテナー、当時は東京12チャンネル勤務。現・白門グリークラブ団長）。とにかく会場探し。余り 　大きくなく、しかも交通の便が良く、おまけに使用料が安い、という虫のいい条件に合うホールはなかなかあり 　ませんでした。思いあぐねた依田さんはTV局に出入りする劇団前進座のスタッフに「あんたの劇場はクラシッ 　クの演奏会が可能か？」と聞いたところ、過去に貸し出したことがあるとの返事。 　　安堵した依田さんは、これでやっと演奏会ができると安心したそうです。下見もしないまま・・・。 　　ところが当日が近くなって気が付いたのは、ピアノなし、山台なし、反響板なし、指揮台なしの「ないないづくし」。 　すべてのものをレンタルし、とんでもない大赤字を出したのです。 　　しかし長い活動休止後の後の再開、そして再開3年目にしてようやく自前の演奏会を開催した団員は大いに満 　足したそうです。演奏会はこの年からほぼ2年おきに開催し現在に至っています。