架空請求メール、晒します オレオレ詐欺、架空請求詐欺が世間を騒がせていますね。架空請求メールは私にも来ました。 恐怖感!を起こさせたい社名、五菱総業 2004年3月27日に私宛てに来た「架空請求」メールの内容をそのまま転載してあります。書体、レイアウトもそのままです。五菱総業とは実に念の入った社名ですねえ。いかにもバックに893さんがいそうなことを連想させます。見れば、ドキッとはさせます。 感服する調査能力 「IPアドレスから私を特定できる」との事。すばらしい調査能力です(爆笑)。令状に基づいてインターネットプロバイダに強制捜査が出来る警察なら可能かもしれませんが、通常個人のIPアドレスはインターネット接続の度に変わるものです。まして民間業者さんでは不可能な調査です。 認可会社のみが回収可能 債権回収業務は弁護士の他、法務省が許可した会社しか出来ません。現在認可されている回収業者一覧はここ(法務省公式サイト)をクリックしてください。ここに掲載されていない会社が回収業務を行なうことは違法です。もちろん五菱総業サンは掲載されていません。 債権管理回収業に関する特別措置法(通称サービサー法 1999年11月2日施行)によると、債権回収業者になるには、 ・5億円の最低資本金であること ・暴力団等の関与がないこと ・常務に従事する取締役の1名以上に弁護士が含まれていること という厳しい条件がついています。 国による許可制ですから、「儲かりそうだから、俺も今日から回収業者になる」なんてわけには行きません。また許可業者がアダルトサイトなどの小額の未集金回収を行なうことはあり得ません。 警察庁に送信、回収の訪問もなし メールは大変楽しく読ませていただき、その日のうちにメールヘッダとともに警察庁に転送しておきました。もちろんお支払いするつもりは毛頭ないので、無視して放置。業者様の期待する「誠意ある回答」もしなかったので、回収員が私の自宅、勤務先を訪問して下さるのを心からお待ちしていたのですが、自宅・会社はもちろん家族、親戚にも回収員サマの訪問はありませんでした。 では本文をお楽しみください。 |
-不良債権回収業務- 債権管理番号:xxxxx (←五桁の数字でした) 当方は-不良債権回収業務-「五菱総業」と申します。 あなたが支払いを延滞している下記サイト運営会社より、あなたの氏名調査・所在調査及び不良債権回収業務の依頼がありました。
誠意ある回答を頂けない場合には、
を全てあなたにご了解戴いたものとします。 請求書 平成16年3月27日 xxxxx@xxx.xxxxxx.xx.xx様 (←私のメールアドレス) -不良債権回収業務-五菱総業 下記の通り御請求申上げます。
先日、このxxxxx@xxx.xxxxxx.xx.xxの電子メールアドレスから調査を行った所、IPアドレスを割り出す事に成功しました。このまま入金確認が取れない場合、引き続きIPアドレスから所在調査を行い、
を訪問回収業務の際に必ずお支払い頂きます。 支払いはこちら 「五菱総業」支払い窓口 ←(注) リンクを無効にしてあります |