白門グリークラブ 都民合唱コンクール実績
都民合唱コンクール
 昭和34年(1959年)に第1回の東京都合唱コンクールが行われて以来、第5回からは都民合唱コンクールと名称を
 変えて現在に至っている。

●主催者・会場
 第1回〜第3回  東京都教育委員会 東京新聞社 日本教育テレビ(編集者注:現在のテレビ朝日)
 第4回〜第7回  東京文化会館  東京新聞社  NETテレビ(編集者注:現在のテレビ朝日)
 第8回〜第30回 東京文化会館  東京新聞社
                                    (以上、1989年・東京文化会館事業課編より抜粋)
年 月 日 部  門 賞 等
(参加団体数)
曲       目
第3回 1961・11・12 第1部門
8〜20
 第2位  野ばら (ウェルナー曲)
 ふるさと (室生犀星詩・磯部俶曲)
47
第4回 1962・10・14 第1部門
8〜20
優秀団体 6位相当  婆やのお家 (林柳波詩・本居長世曲)
 楽しきさすらい人 (メンデルスゾーン 曲・津川主一訳)
57
第5回 1963・ 6・23 第2部門
21〜36
優秀団体 6位相当  風ぞゆく (三木露風詩・萩原英彦曲)
 大屋根「廟堂頌」より (長田恒雄詩・清水脩曲)
36
第6回 1964・ 6・21 第2部門
21〜36
優秀団体 5位相当  野糞先生 (山村暮鳥詞・金光威和雄曲)
 高原 (宮沢賢二詩・清水脩曲)
33
第7回 1965・10・ 3 第2部門
21〜36
優秀団体 7位相当  組曲「月光とピエロ」(堀口大学詩・清水脩曲)より
  秋のピエロ 
 朝 (長田恒雄詩・清水脩曲)
39
第8回 1966・10・30 第1部門
8〜25
 第3位  雀ど雀ど (東北民謡・小倉朗曲)
 はつ鮎 組曲「藁科」より(中勘助詩・多田武彦曲)
38
第11回 1969・ 7・13 第1部門
8〜20
 第3位  ふるさと (室生犀星詩・磯部俶曲)
 小さきいのち (水野行信詩・清水脩曲)
24
第12回 1970・ 7・12 第1部門
8〜20
 第3位  自由の歌、愛の勝利、
 選ばれし乙女(ドイツ民謡)
19
第13回 1971・ 7・11 第1部門
8〜20
選外  グローリア「ミサ曲」より (A・ヂュオーバ 曲)
19
第14回 1972・ 7・ 9 第1部門
8〜20
 入選 4位相当  組曲「柳河風俗詩」より (北原白秋詩・多田武彦曲)
  かきつばた、梅雨の晴れ間 
22
第15回 1973・ 7・ 8 第1部門
8〜20
 第4位  ロッホ・ローモンド
 Nobody Knows The Trouble I see, Lord (黒人霊歌)
24
第23回 1981・ 7・23 第1部門
8〜20
奨励賞 7位相当  組曲「月光とピエロ」より (堀口大学詩・清水脩曲)
36
第24回 1982・ 7・18 第2部門
8〜20
 第4位  「尾崎喜八の詩から」より (尾崎喜八詩・多田武彦曲)
  冬野、最后の雪
35
第25回 1983・ 9・23 第1部門
8〜20
選外  ラカスタバ (J.シベリウス曲)
32
第26回 1984・ 9・15 第1部門
8〜20
 第2位  深い河 (黒人霊歌)
 ふるさと (室生犀星詩・磯部俶曲)
33
第27回 1985・ 9・15 第1部門
8〜20
 第2位  合唱による風土記「阿波」より (三木稔曲)
  たいしめ、 水取り
39
第28回 1986・ 9・15 第2部門
21以上
第3位  刈干切唄、 網起し音頭 (石井歓編)
37
第29回 1987・10・10 第2部門
21以上
 第5位  組曲「雨」より (多田武彦曲)
  雨の来る前(伊藤整詩)、 武蔵野の雨(大木惇夫詩)
25
第30回 1988・10・10 第2部門
21以上
功労賞  「三つの俗歌」 (清水脩曲)
34
第31回 1989・ 9・15 第1部門
8〜20
 第2位  バリトン独唱・男声合唱のための「レクイエム」より
  (三木稔曲)
 第四楽章   ピアノ:牛山 治
33
第32回 1990・ 9・15 第1部門
8〜30
 第5位  男声合唱組曲「四季」より (江面幸子詩・小山章三曲)
  春、冬
45
第33回 1991・ 9・23 大ホール部門
21以上
 努力賞  「草野心平の詩から」より (草野心平詩・多田武彦曲)
  石家荘にて、天 
32
第34回 1992・ 9・15 大ホール部門
21以上
 第4位  「草野心平の詩から」より (草野心平詩・多田武彦曲)
  
さくら散る 
31
第35回 1993・ 9・23 大ホール部門
21以上
 第5位  男声合唱組曲『四季のうた』より (小山章三曲)
  ふるさとの初夏(山本和夫詩)、素朴な琴(八木重吉詩) 
第36回 1994・11・23 大ホール部門
21以上
 11〜17の間  男声合唱組曲「富士山」より (草野心平詩・多田武彦曲)
  
作品第拾捌、 作品第貳拾壹 
37



都民合唱コンクールとの訣別
  思い上がるな、木下牧子!

 当団は第36回を最後として出場を取りやめました。この36回目の都民合唱コンクールでは大ホール部門の審査委員長が作曲家のK.M.女史(合唱関係者なら誰でも知っている方です。木下牧子氏、あ、言っちゃった・・・)でした。彼女が講評欄に『でも…いつも 多田作品であきませんか?レパートリーを広げましょう』と書き、表彰後の総評でも作曲家・清水脩氏の名を挙げ、かなり皮肉めいた言辞を弄したのです。この時会場が少しざわめいたことを私ははっきりと記憶しています。
 要するに「私の作品も歌ってくれ」と言いたかったのでしょうが、愛される曲、優れた曲がよく歌われることを知らないこのお粗末、かつ独りよがりの講評はかなり私達に不愉快な思いを与えました。そんなに自分の曲を歌って欲しければ主宰者に提案し、ご自分の曲を課題曲にでもすればいいのではないか、とさえ思いました。代表幹事名で真意(もしあれば、ですが)を糺そうとしましたが、当時の長老の意見で取りやめました。
 しかしこんな作曲家が審査委員長とはコンクールの水準も知れたもの、と考えた私達は都民コンクールとはそれ以来、縁を切ったのであります。
                                 白門グリークラブ団員 宮本康幸

                                               (投 稿)


 

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